英語で製品説明するときの順番とフレーズ|デモで固まった私が本番前に準備したこと

本記事はプロモーション(広告)を含みます。


英語で製品説明をするときは、機能から話し始めるより「相手の困りごと → 何をするものかを一言で → 画面で見せる → 相手にとって何が変わるか → 次の一歩」の順で話すと、英語が得意でなくても崩れにくくなります。1文を短く切り、ステップごとに使う型を2〜3個だけ用意しておくのがコツです。

外資系に転職して半年ほどたったころ、海外のチームに新しいレポート画面をデモする役が回ってきました。資料は英語で作ってあり、機能の名前も全部言えます。それなのに本番では、“This dashboard has many functions…” と言ったところで次の文が出てきませんでした。追い打ちのように “So, what’s different from what we use now?” と聞かれて、画面を行ったり来たりしているうちに持ち時間が終わってしまいました。

あとで振り返ると、足りなかったのは単語ではありませんでした。日本語で考えた説明を、日本語の順番のまま英語にしようとしていたことと、「それで何が良くなるのか」を英語で言う準備をしていなかったことが原因でした。話す順番を決めて、順番ごとの型を先に作ってからは、同じようなデモでも最後まで話し切れるようになりました(個人の感想です)。

📌 この記事でわかること
  • 英語の製品説明で固まってしまう原因
  • 英語でも崩れにくい、製品説明の5つの順番と各ステップのフレーズ
  • 質問が聞き取れない・答えがわからないときの切り返し方
  • 本番前にAI英会話スピークでデモの予行演習をした方法

英語の製品説明で固まるのは、日本語の順番のまま訳そうとするから

日本語で製品を説明するとき、私は「開発の背景 → 機能を順番に紹介 → 最後にメリット」という流れで話していました。社内の日本語の打ち合わせなら、これで問題なく伝わります。

ところが英語のデモでこの順番を使うと、2つのことが起きました。

1つめは、聞いている側が「で、自分に何の関係があるの?」と思ったまま機能の説明が続くことです。海外のメンバーは途中で遠慮なく質問してくるので、機能を3つ説明したあたりで話の流れが切れ、戻る場所がわからなくなりました。

2つめは、1文が長くなって主語を見失うことです。「このダッシュボードでは、これまで各担当が手作業で集計していた広告の数字を、毎朝自動で取り込んで、週次のレポートの形にまとめることができます」を1文の英語にしようとすると、途中で何が主語だったかわからなくなります。私はだいたい “This dashboard… the numbers… every morning…” のあたりで止まっていました。

読者
製品の説明だと専門用語も多いので、そもそも単語が出てこないのでは?
Aki
私も最初はそう思っていたのですが、実際に詰まったのは専門用語ではありませんでした。機能の名前は資料にも画面にも書いてあるので、見ながら言えます。止まっていたのは “So this means…” や “Compared to…” のような、機能と機能をつなぐ文のほうでした。

つまり、英語で製品説明をするときに先に準備しておくのは「単語」より「話す順番」と「つなぎの文」です。この2つを決めておくと、専門用語は画面を見ながら補えます。

英語の製品説明は5つの順番で組み立てる

ここからは、私が実際にデモ前に準備している5つの順番を、ステップごとのフレーズと一緒に書いていきます。例として、社内向けの「広告レポートを自動で作るツール」を海外のチームに紹介する場面を想定しています。

ステップ1:相手の困りごとから入る

最初の一言は、機能ではなく相手の困りごとにします。「この話は自分に関係がある」と思ってもらえると、そのあとの説明を聞いてもらいやすくなります。

言いたいこと英語のフレーズ
以前聞いた困りごとに触れるYou mentioned that putting together the weekly report takes a lot of time.
よくある悩みとして出すMany teams tell us that collecting the numbers every week is a hassle.
何を解決する話かを先に言うLet me start with the problem we’re trying to solve.

相手の困りごとがわからないときは、最初に聞いてしまってもかまいません。“Before I start, how are you creating the report now?” と聞くと、相手の答えがそのままステップ4の材料になります。

ステップ2:何をするものかを一言で言う

次に、その製品が何をするものかを一言で言います。ここで機能を並べ始めると、また最初の失敗に戻ってしまいます。

言いたいこと英語のフレーズ
ひとことで言うIn short, this tool creates the weekly report for you.
「〜するツールです」It’s a tool that pulls the ad numbers automatically.
身近なものにたとえるThink of it as an assistant that prepares the report every Monday.

私は、この一言を先に日本語で20文字以内にしてから英語にするようにしています。「週次レポートを自動で作るツール」くらいまで短くすると、英語にしても1文に収まります。

ステップ3:画面を見せながら、今していることを実況する

デモの中心はここです。説明しようとするより、画面で今起きていることを実況するつもりで話すと、英語がシンプルになります。

場面英語のフレーズ
画面共有を始めるLet me share my screen.
見てほしい場所を示すHere, you can see the results from last week.
操作を説明するIf I click this button, the report is updated.
動きを見せるLet me show you how it works.
見えている結果に触れるAs you can see, the numbers are filled in automatically.

“Here, you can see…” と “If I click…” の2つが言えるだけで、デモのほとんどの場面は回せました。画面が相手にも見えているので、完璧な説明文を作らなくても伝わります。

ステップ4:機能ではなく、相手にとって何が変わるかを言う

私がいちばん準備不足だったのがこのステップです。機能を言ったあとに、**「それで相手の仕事がどう変わるか」**を1文で足します。

機能で言うと相手にとって何が変わるかで言うと
It updates the numbers every morning.This means you don’t have to copy the numbers by hand anymore.
It creates the report automatically.Compared to the current process, it could save you about two hours a week.
You can share the report with one click.The main difference is that everyone sees the same numbers.

右の列の文は、“This means…” “Compared to…” “The main difference is that…” の3つの書き出しを使い回しています。冒頭で “So, what’s different from what we use now?” と聞かれて固まった質問には、今なら “The main difference is that…” で返せます。

ステップ5:次の一歩を決めて終える

最後に、理解できているかを確認して、次に何をするかを決めて終えます。ここがないと「説明して終わり」になり、デモのあとに何も動きません。

言いたいこと英語のフレーズ
ここまでの理解を確認するDoes that make sense so far?
試してもらうWould you like to try it with your own data?
あとで資料を送るI’ll send you the link after this call.
期限を決めるCould you let me know what you think by Friday?
📌 デモ前に作る1枚メモ(私の場合)
  • 困りごと:相手の困りごとを1文で(ステップ1)
  • ひとこと:何をするものかを20文字以内で(ステップ2)
  • 実況:見せる画面の順番を3つまで(ステップ3)
  • 変わること:“This means…” で始まる文を2つ(ステップ4)
  • 次の一歩:デモのあとに相手にしてほしいことを1つ(ステップ5)

この1枚メモを見ながら話せば、途中で質問が入っても「今はステップ3の途中」と戻る場所がわかります。

デモ中に詰まりやすい3つの場面と、切り返しのフレーズ

順番を決めておいても、デモの途中では予定外のことが起きます。私が実際に詰まった3つの場面と、そのとき使えるようにしておいたフレーズです。

答えがわからない質問が来たとき

料金の細かい条件や、他のツールとの連携など、その場で答えられない質問は必ず来ます。知ったかぶりをするより、確認して返すと約束するほうが信頼されます。

  • “That’s a good question. Let me check and get back to you by tomorrow.”
  • “I’m not 100% sure, so I’ll confirm with the product team.”

最初のデモで固まったとき、私はこの一言が言えずに黙ってしまいました。次のデモで “Let me check and get back to you.” と言えたときは、その場で話を先に進められました。

質問が聞き取れなかったとき

聞き取れないまま答えると、質問とずれた返事をしてしまいます。聞き返すか、自分の理解を言い直して確認します。

  • “Sorry, could you say that again?”
  • “Just to make sure I understand, are you asking about the setup time?”

2つめの言い方は、聞き返しながら答えを考える時間も作れるので、私はこちらをよく使っています。英語会議の聞き取りでつまずく方は、英語会議が聞き取れない人へ|全部理解しようとして疲れた私の立て直し方も参考になると思います。

画面が動かない・操作を間違えたとき

読み込みが遅い、違う画面を開いてしまった、というトラブルも起きます。黙ると長く感じるので、状況を一言で言ってから、待っている間にできる説明を入れます。

  • “Give me a second, it seems to be loading.”
  • “While we wait, let me explain what you’ll see next.”
  • “Sorry, let me go back one step.”

本番前にスピークでデモの予行演習をした方法

順番とフレーズを準備しても、それを声に出して、質問に返す練習をしないと本番では出てきませんでした。そこで、AI英会話アプリのスピーク(Speak)でデモの予行演習をするようにしました。

スピークは、声に出して話すアウトプット練習に特化したAI英会話アプリです。予約なしでAIと会話練習ができ、話したあとに文法や表現のフィードバックが返ってきます。

「自分のシナリオを作成」でデモの相手を作る

使ったのは、フリートークタブの下にある「自分のシナリオを作成」です。「自分の役」「AIの役」「シナリオ」を入力すると、その設定でAIと会話ができます。デモ前には次のように入力していました。

  • 自分の役:新しいレポートツールを社内に紹介する担当
  • AIの役:海外支社のチームリーダー。今のやり方との違いや、導入にかかる手間を質問してくる
  • シナリオ:オンライン会議でのツールのデモ

AIは話の流れに合わせて “How long does it take to set it up?” や “Why should we switch?” のように聞いてきます。ここでステップ4の “The main difference is that…” や、答えがわからないときの “Let me check and get back to you.” を実際に口に出して返す練習をしました。相手がAIなので、10秒黙って考えてから答え直しても気まずくなりません。

読者
画面を見せながら話す練習もアプリでできるんですか?
Aki
アプリの中で自分の画面を見せながら話すことはできないので、ステップ3の実況は、パソコンの画面を操作しながら1人で声に出して練習していました。スピークで練習していたのは、ステップ1・2・4・5の「話す部分」と、質問に返すところです。

フィードバックで「つなぎの文」を直す

会話が終わると、文法や表現についてのフィードバックが表示されます。私の場合は、ステップ4の文で冠詞や時制の小さな間違いを直されることが多く、自分では気づけていなかったクセがわかりました。

フリートークのあとには、直された点をもとに復習レッスンが作られます。デモの前日にこの復習レッスンを1つやってから寝るようにすると、翌日の本番で同じところを間違えにくくなりました。

スピーク - AIと話す英会話アプリ

使ってみて気になった点

いいことばかりではないので、気になった点も書いておきます。

  • 本番の相手ほど鋭く突っ込まれないことがある:AIの質問は、実際の同僚ほど細かい条件を詰めてきません。大事なデモの前は、同僚に一度だけ聞き役をお願いしていました
  • 画面操作と組み合わせた練習はできない:上に書いたとおり、実況の練習はアプリの外でやる必要があります
  • 毎日練習するなら有料プランを検討することになる:私は7日間の無料体験で、デモ前の練習に使えそうかを確かめました。料金は時期によって変わるので、公式ページで確認してから判断してください

まとめ

英語で製品説明をするときに私が準備していることを、最後に整理します。

  • 英語の製品説明で固まるのは、単語より「日本語の順番のまま訳そうとすること」が原因だった
  • 「困りごと → 一言で → 画面で実況 → 相手にとって何が変わるか → 次の一歩」の5つの順番で話すと崩れにくい
  • ステップ4は “This means…” “Compared to…” “The main difference is that…” の3つの書き出しを使い回す
  • 答えられない質問には “Let me check and get back to you.” と返せば、その場で固まらずに済む
  • 本番前は、スピークの「自分のシナリオを作成」でデモの相手を作り、質問に返す練習をした

英語のデモは、完璧な英語より「順番どおりに最後まで話し切ること」のほうが伝わります。まずは次のデモの1枚メモを作って、声に出して1回通してみてください。

Speak(スピーク)

声に出して話すアウトプット練習に特化したAI英会話アプリ。予約なしでAIと会話練習ができ、話したあとに文法や表現のフィードバックが返ってくる。7日間の無料体験あり。

  • 予約なしでいつでもAIと英会話練習
  • ネイティブ講師のビデオレッスンで表現を学べる
  • 会話後に文法・表現のフィードバックと復習レッスン
  • 自分で作ったシナリオでAIとフリートーク
スピークの7日間無料体験を始める

関連記事