英語の1on1で使えるフレーズ|外国人上司との週1回が怖かった私が流れごとに準備したこと

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英語の1on1は、「近況の雑談 → 進捗の報告 → 困っていることの相談 → フィードバック → 次回までにやることの確認」という流れがほぼ決まっています。流れごとに使うフレーズを2〜3個ずつ用意して、話したいことを3行のメモにしてから臨むと、英語が得意でなくても沈黙がかなり減ります。

外資系に転職して最初の1on1のことは、今でもよく覚えています。上司に “How’s everything going?” と聞かれて “Fine.” と答え、“Anything I can help with?” と聞かれて “No, nothing.” と答えました。それで会話が終わってしまい、残りの時間は上司が気をつかって話題を探してくれる、という30分でした。

私は1on1を「上司に聞かれたことに答える報告の場」だと思っていました。でも実際の1on1は、部下が話したいことを話すための時間です。そこに気づいて、話す流れを決め、流れごとのフレーズと3行のメモを用意するようにしてから、3ヶ月ほどで週1回の1on1を「なんとかなる」と思えるようになりました(個人の感想です)。

📌 この記事でわかること
  • 英語の1on1がつらく感じる原因
  • 1on1の流れに沿った、場面ごとの英語フレーズ
  • 1on1の前に作っていた3行のメモ
  • 聞き取れない・言葉が出ないときの切り返し方
  • 本番前にAI英会話スピークで1on1の予行演習をした方法

英語の1on1がつらいのは、何を話す時間かわからないまま臨んでいたから

英語の1on1がつらかった理由を振り返ると、英語力の前に、1on1という時間の使い方をわかっていなかったことが大きかったと思います。

日本の会社で私が経験してきた上司との面談は、上司が質問して部下が答える形がほとんどでした。その感覚のまま外国人上司との1on1に出ると、次のようになります。

  • 上司が “How’s everything going?” のような、答えの幅が広い質問をしてくる
  • 何を答えればいいかわからず、“Fine.” や “Good.” の一言で終わる
  • 上司が次の質問を探し、また一言で返す
  • 沈黙が増えて、30分がとても長く感じる

英語が完璧でないことより、「自分から話すことを持っていない」ことのほうが沈黙の原因でした。上司の側も、部下が困っていることや考えていることを聞くつもりで時間を取っているので、一言の返事が続くと話の広げようがありません。

読者
上司が話を振ってくれるなら、聞かれたことに答えるだけでもいいのでは?
Aki
私も最初はそう考えていました。ただ、答えるだけだと、上司の質問がどれも “Fine.” で終わる形になってしまいます。自分から「今日はこれを相談したい」と1つ持っていくだけで、そこから会話が続くようになりました。

英語の1on1の流れと、場面ごとのフレーズ

ここからは、1on1の流れに沿って、私が実際に使っているフレーズを場面ごとに書いていきます。全部覚える必要はなく、各場面で1つずつ言えるようにしておけば、1on1は回せます。

近況・雑談(最初の2〜3分)

1on1の最初は、たいてい近況を聞かれます。ここで一言で終わらせず、一言+少しの補足+本題への橋渡しで返すと、そのまま本題に入れます。

上司の質問の例返し方の例
How’s everything going?Pretty good. I’ve been busy with the campaign launch, but it’s going well.
How was your weekend?It was nice. I went hiking with my friends. How about you?
How are you doing these days?Not bad. Actually, I have a couple of things I’d like to talk about today.

いちばん役に立ったのは、3つめの “Actually, I have a couple of things I’d like to talk about today.” です。これを言うだけで、雑談から本題に移るきっかけを自分で作れます。雑談そのものが苦手な方は、英語の雑談が苦手な社会人へ|会議前のスモールトークを乗り切るにも話題の作り方をまとめています。

進捗の報告

進捗は、結論(予定どおりか・遅れているか)を先に言ってから、理由を1つ足すと伝わりやすくなります。

言いたいこと英語のフレーズ
報告を始めるLet me give you a quick update on the campaign.
予定どおり進んでいるWe’re on track for the launch next week.
少し遅れているWe’re a bit behind schedule because the data came in late.
今週終わったことThe main thing I finished this week is the landing page.

遅れの報告は言いにくいのですが、“because…” で理由を1つ付けて、次のステップ(どう取り戻すか)を言えば十分でした。

困っていること・相談

1on1でいちばん価値があるのは、この相談の時間だと思います。相談したいことがあると伝えて、困っている内容を具体的に言います。

言いたいこと英語のフレーズ
相談があると伝えるI’d like to get your advice on something.
困っていることを言うI’m struggling with how to prioritize these requests.
手伝ってほしいCould you help me decide which task comes first?
上司の考えを聞くWhat would you do in my situation?

“What would you do in my situation?” は、自分の意見がまとまっていないときにも使えて便利でした。上司の答えを聞きながら、自分の考えを整理できます。

フィードバックをもらう・受け止める

外資系の上司は、こちらから聞くとかなり具体的にフィードバックをくれます。聞かないと言われないことも多いので、自分から聞くようにしました。

言いたいこと英語のフレーズ
フィードバックを求めるDo you have any feedback on my presentation last week?
改善点を聞くIs there anything I could do better?
受け止めるThat makes sense. I’ll try that next time.
具体例を聞くThanks for the feedback. Could you give me an example?

厳しめのフィードバックをもらったときは、言い訳をする前に “That makes sense.” と一度受け止めるようにしています。英語で言い訳を組み立てるのは難しいので、受け止めてから “Could you give me an example?” と聞くほうが、会話としても自然に進みました。

キャリア・今後の話(月1回くらい)

毎週ではありませんが、月に1回くらいはキャリアや今後の話になります。事前に1つだけ考えておくと慌てずに済みます。

  • “I’d like to take on more responsibility in the analytics area.”
  • “What skills do you think I should focus on this year?”

締め(次回までにやることの確認)

最後に、決まったことと次回までにやることを自分の言葉で言い直して終えます。聞き間違いがあってもここで直せるので、私は必ず入れています。

言いたいこと英語のフレーズ
決まったことをまとめるLet me summarize what we agreed on.
自分がやることを言うSo, I’ll share the new schedule with the team by Wednesday.
お礼を言って終えるThanks for your time. See you next week.
📌 1on1の前に作る3行メモ(私の場合)
  • 報告:今週いちばん進んだこと、または遅れていることを1つ
  • 相談:上司の意見を聞きたいことを1つ
  • 確認:次回までに自分がやることの予定

メモは英語のキーワードだけで十分です。たとえば「report: landing page done / advice: prioritize requests / next: schedule by Wed」くらいの走り書きを手元に置いておくと、雑談のあとで “Actually, I have a couple of things…” と切り出しやすくなりました。

聞き取れない・言葉が出ないときの切り返し方

流れを決めていても、上司の話が速かったり、言いたいことが英語で出てこなかったりする場面はあります。私はそのための切り返しを、4つだけ決めていました。

聞き取れなかったとき

  • “Sorry, I didn’t catch that. Could you say it again?”
  • “Just to make sure, do you mean the deadline for the campaign?”

2つめのように、自分の理解を言い直して確認する形にすると、聞き返しながら上司の意図も確かめられます。聞き取り全般で疲れてしまう方は、英語会議が聞き取れない人へ|全部理解しようとして疲れた私の立て直し方も参考になると思います。

言葉が出てこないとき

  • “Let me think about that for a second.”
  • “I’m not sure how to put this, but I feel the timeline is too tight.”

1つめで考える時間を作り、2つめで「うまく言えないけれど」と前置きしてから言いたいことを短く言います。1on1は1対1なので、会議のように話の流れが先に進んでしまう心配がありません。少し時間をかけても、上司は待ってくれました。

本番前にスピークで1on1の予行演習をした方法

フレーズを準備しても、声に出して上司役の質問に返す練習をしないと、本番の1on1ではなかなか口から出てきませんでした。そこで、AI英会話アプリのスピーク(Speak)で1on1の予行演習をするようにしました。

スピークは、声に出して話すアウトプット練習に特化したAI英会話アプリです。予約なしでAIと会話練習ができ、話したあとに文法や表現のフィードバックが返ってきます。

「自分のシナリオを作成」で上司役を作る

使ったのは、フリートークタブの下にある「自分のシナリオを作成」です。「自分の役」「AIの役」「シナリオ」を入力すると、その設定でAIと会話できます。1on1の前日には、次のように入力していました。

  • 自分の役:マーケティング担当。今週の進捗を報告し、仕事の優先順位について相談したい
  • AIの役:外国人の上司。進捗を聞いたうえで、アドバイスやフィードバックをくれる
  • シナリオ:週1回の1on1ミーティング

この設定だと、AIは “How’s everything going?” から始めて、報告の内容に合わせて質問を返してきます。私が練習していたのは、雑談から “Actually, I have a couple of things…” で本題に入るところと、“I’d like to get your advice on something.” で相談を切り出すところです。本物の上司の前では緊張して省いてしまいがちな一言を、ここで何度か言っておくと、本番でも出てくるようになりました。

進捗の遅れを深掘りされる場面の練習は、独学で英語を話せるようになるには?社会人の私が1人で話す量を増やした4ステップで、毎日の練習メニューと一緒に書いています。

フィードバックと復習レッスンで言い回しを直す

会話が終わると、文法や表現についてのフィードバックが表示されます。私の場合は、相談の場面で “I want your advice.” のような直接的すぎる言い方をしていて、“I’d like to get your advice.” のように少しやわらかい言い方に直されることがありました。上司との会話で使う言い回しをその場で直せるのは助かりました。

フリートークのあとには、直された点をもとに復習レッスンが作られます。1on1の当日の朝にこれを1つやってから出社すると、前日に直された言い方をそのまま使えることが増えました。

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使ってみて気になった点

いいことばかりではないので、気になった点も書いておきます。

  • 本物の上司より話し方がゆっくりで丁寧:実際の上司は早口だったり、口癖があったりします。最初の数回は、上の聞き返しのフレーズを使う前提で臨みました
  • 自分の会社の事情までは知らない:AIは一般的なアドバイスを返してくるので、社内の細かい事情に沿った答えにはなりません。練習の目的は、答えの中身より「自分から切り出す一言」を口に出すことだと割り切っていました
  • 毎週使うなら有料プランを検討することになる:私は7日間の無料体験で、1on1の前日に使う形が続けられそうかを確かめました。料金は時期によって変わるので、公式ページで確認してから判断してください

まとめ

英語の1on1について、私が準備していることを最後に整理します。

  • 英語の1on1がつらかったのは、英語力より「自分から話すことを持っていない」ことが原因だった
  • 1on1は「雑談 → 進捗 → 相談 → フィードバック → 次回までの確認」の流れがほぼ決まっている
  • 雑談の最後に “Actually, I have a couple of things I’d like to talk about today.” と言うと本題に入りやすい
  • 1on1の前に「報告・相談・確認」の3行メモを英語のキーワードで作っておく
  • 聞き取れないときは “Just to make sure, do you mean…?” で理解を言い直して確認する
  • 本番前は、スピークの「自分のシナリオを作成」で上司役を作り、切り出しの一言を声に出して練習した

1on1は、英語の上手さより「今日はこれを話したい」を1つ持っていくことのほうが大切だと感じています。まずは次の1on1の3行メモを作って、前日に一度声に出してみてください。

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